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人は誰でも何かの影響を受けている。自分の考えは自分だけのものだと思っていても、なわけない。

エホバのおばさんは、エホバに限らず多くの新興宗教の信者の人たちは、自分たちが行っている、例えば勧誘なんかをおかしな行為だとは思わないし、もちろんその宗教を信じていることをおかしなことだなんて思いはしない。周りの人たち、新興宗教なんか胡散臭いしどうかしてると思ってる人たちはエホバのおばさんたちを馬鹿にする。でも僕らだって知らない間に世の中のいろんなことから操作されている。自分の考えは本当に自分の考えなのか、そう考えられるように仕向けられているだけではないのか。もしそうなら例えばどんなことがそれに当てはまるのか、メディアは悪者なのか、思想や思考や嗜好に外から影響を与えるのはよくないことなのか、別に普通のことじゃないのか、じゃあ俺は何に疑問を抱いているのか。人の目や人の意見を気にする人は、より外からの影響を受けやすい。世の中のありとあらゆることに対してニュートラルな視点意見を持っている人はいるのか、いやいない。もしそんな人が存在するなら、聞いてみたいことがたくさんある。俺は、俺の思考は、何からどんな影響を受けているのか、俺が好きなものは本当に俺の好きなもので、俺の嫌いなものは本当に俺の嫌いなものなのか、当たり前だと思ってることが間違いかもしれないし、敬遠してるものの中にこそ真実があることもあるだろう。自分が何にどんな影響を受けているかわからない俺は、俺が気の毒に、疑問に思うエホバのおばさんと何も変わらないじゃん。